やましろ内科クリニック

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一般内科·生活習慣病

internal medicine一般内科·生活習慣病

内科/生活習慣病

咳、痰、喉の痛み、発熱、腹痛、下痢、吐き気などの急性症状から、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、痛風(高尿酸血症)などの生活習慣病をはじめとする慢性疾患まで、幅広く対応いたします。
急な体調不良や日常的に起こる症状の診察·検査などに応じますので、はっきりとした症状が出ている時はもちろんのこと、「調子が悪いのだけれど、何科を受診したらいいのかわからない」というような曖昧な場合も、また不定愁訴(病名のつかない原因不明の不調)や健康上の不安などについても、お気軽にご相談ください。

おもな症状

  • 発熱
  • 咽頭痛
  • アレルギー性鼻炎(花粉症)
  • 喘息
  • 胸痛
  • 腹痛
  • 背部痛
  • 動悸
  • 息切れ
  • めまい
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 胸やけ
  • 胃もたれ
  • 胃痛
  • 下痢
  • 便秘
高血圧

血圧が高い状態が続くことで血管の壁に圧力が掛り、その結果、血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。
高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好(喫煙·飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられています。

糖尿病

血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。
人体は、たくさんの細胞から成り立っていますが、この細胞が働く為のエネルギー源がブドウ糖です。

膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが、血液中のブドウ糖を細胞の中に取り入れる役割を果たしています。しかし、このインスリンの量が不足したり、働きが悪くなったりすると、ブドウ糖が細胞内に取り込まれなくなり、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなってしまうのです。

血糖が高いということは、体の細胞にエネルギーであるブドウ糖が十分に補給されず、そのため全身の細胞の働きが悪くなります。のどが渇く、尿が多い、傷が治りにくい、感染症にかかりやすい、疲れやすい、集中できないなどの症状が表れます。

高脂血症

血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多い為に引き起こされる疾患です。これらの余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くしていずれ動脈硬化を引き起こします。
コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があり、善玉コレステロールは細胞内や血管内の余分な脂質を肝臓に戻す働きがある為、悪玉コレステロールを減らすことに役立っています。
高脂血症の主な原因は食生活(カロリー過多)や嗜好(喫煙·飲酒)過多、運動不足、遺伝などが考えられます。

痛風

血中の尿酸が結晶化し発症する疾患です。多くは足の親指の付け根が腫れ、激しく痛むのが特徴です。尿酸は、体内に存在する「プリン体」から作られますが、食事で摂取されるプリン体も同じように尿酸になります。尿酸は主に尿とともに排泄されますが、尿酸の「産生(つくる)」と「排泄」のバランスが崩れると、尿酸が体内に蓄積してしまいます。溶けきれなくなった尿酸が、体内で針状の結晶になり、足の親指の付け根などにたまって、激しい痛みを引き起こします。

個々の生活習慣の見直し、個々に栄養指導を行いながら臨床経過(合併症含め)を見て、
改善が見られないようならば、薬物治療を併用して、健康寿命を延ばすお手伝いをいたします。

 睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時間無呼吸症候群

私たちの睡眠を妨げる要因のひとつとして最近注目されている病気に、睡眠時無呼吸症候群があります。文字どおり、眠っているときに無呼吸状態になる病気で、SAS(Sleep Apnea Syndrome)とも呼ばれています。
無呼吸状態とは、呼吸が10秒以上止まっていることを指し、この状態が7時間に30回以上、あるいは1時間あたり5回以上あると睡眠時無呼吸症候群(SAS)となります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を発症するおもな原因にはつぎのようなものがあります。

  • 太っていてあごや首に脂肪がついている
  • アデノイドなどの病気により、扁桃が肥大している
  • 花粉症やアレルギーなどで、鼻が詰まりやすい
  • アゴが小さい
  • アルコールの摂取により筋肉がゆるんで、のどがふさがりやすくなる

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の代表的な症状をご紹介します。

  • 寝ている間にいびきをかき大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる
  • 呼吸が止まる・乱れる、息苦しさを感じる
  • 何度も目が覚める(夜間頻尿)
  • 起きたときに頭が痛い、熟睡感がない
  • すっきり起きられない
  • 身体が重いと感じる
  • 日中強い眠気がある
  • だるさ、倦怠感がある
  • 集中力が続かない
  • いつも疲労感がある

CPAPとは

CPAPとは、鼻に装着したマスクから空気を送りこむことによって、ある一定の圧力を気道にかける方法です。Continuous Positive Airway Pressureの頭文字をとってCPAP(シーパップ)と呼ばれ、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のもっとも重要な治療法となっています。

健康な人であれば、息を吸うと横隔膜が収縮して胸腔がひろがり、胸腔の中が陰圧になります。この陰圧によって空気が鼻の穴からのどを通り、気管から肺に流れこみます。しかし睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんはこの陰圧によって、のどのやわらかい組織が内側にひきこまれ、気道が狭くなってしまうのです。狭くなった気道を空気が通ると、まわりの組織が振動します。これがいびきです。完全に狭くなってしまうと、無呼吸となってしまいます。

CPAPを使うとその風圧により、のどの中にスペースが確保され、やわらかい組織を強制的に押し開きます。すると患者さんは鼻でスムーズに呼吸をすることが出来るようになるのです。
CPAP(持続式陽圧呼吸療法)を使うと、ほとんどの患者さんが使ったその日からいびきをかかなくなり、朝もすっきり、昼間の眠気も軽くなり、消えることもあります。重症の睡眠時無呼吸の患者さんでは、CPAPを使わなかった患者さんより長生きをすることも分かっています。

睡眠時無呼吸症候群検査から治療まで

問診

SASの疑いがある場合

簡易検査

呼吸や血中の酸素の状態などで測定し、睡眠呼吸障害の程度(AHI)を求めることができます。AHIが40以上で眠気などSASの症状が明らかな場合、CPAPの対象となります。AHIが40未満であれば、さらに精密検査(PSG検査)が必要です。CPAP療法後の治療効果判定の検査として行うこともできます。

  • AHIが40未満の場合
  • AHIが40以上の場合

ポリソムノグラフィー(PSG検査)

専門の検査施設等に入院して診断の確定を行います。体に様々なセンサーを取り付け、睡眠の質(眠りの深さや分断の状態)の実際を評価します。また、睡眠中に起こる異常行動や不整脈などの評価も行い、他の睡眠障害や合併症がないか診断します。

AHIが20以上の場合

CPAP(持続陽圧呼吸療法)治療

CPAP療法は、CPAP装置からホース・マスクを介して、処方された空気を気道へ送り、常に圧力をかけて空気の通り道が塞がれないようにします。

CPAP療法は、検査の結果が一定の基準を満たせば健康保険の適用になります。
その場合には、必ず定期的(月1回)に外来を受診していただきます。診察時に主治医と相談し、より良くCPAP療法を継続して頂くことが重要ですので、必ず外来にかかるようにしてください。